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よそものネット

在外邦人と賛同者の 脱原発ネットワーク

今中哲二さんの講演会 


   京都大学原子炉実験所の熊取六人組の一人として、福島原発事故以前から原発の危険性を訴え続けた今中哲二さんが来仏されました。4月8日から11日までの間、複数のNPOの共催によりフランスとベルギーで講演会が行われました。パリでは、8日にパリ2区役所で講演会、そして11日には12区にあるFPHの会場でドキュメンタリー映画「飯館村」(土井敏邦監督)上映の後、レクチャーと質疑応答という催しがあり、よそものからも数人が参加しました。以下講演会の報告です。

   広島に生まれた時から原発とは縁があるとのユーモアを交えた自己紹介から始まり、大学院の時に日本の原子力開発に疑問を持ったとの事でした。福島原発事故を振り返り、2011年3月15日に福島第一原発2号機の格納容器が壊れたとの報道があった時に、チェルノブイリになってしまったと思ったと語りました。  1557053230593blob.jpg  

   2011年3月29日と30日には飯館村で放射能サーベイ活動をし、南部の長沼地区で毎時30 マイクロシーベルトが測定された時は唖然とした事、村民達は4月22日に飯館村が計画的避難区域に指定されるまでの一か月以上の間、高い線量の中で普通に生活していたという事実、データを取っておかないと、後になって無かったことにされかねないから記録を残す必要があると話しました。

   2年後の2013年、村民にインタビューした際、2011年3月15日に白い服を着た人達が測定しに来たが、数字を聞いても教えてくれなかったと知らされた事、又、防災システムが存在していた事が事故後に分かり、そのマニュエルを読む限り良く出来ており、同システムが活用できていれば飯館村の住民も事故後早期に避難できていたはずだったと話しました。それができなかったのは政府内部が3月末まで大変な混乱状態で、メルトダウンしていたのだと表現しました。 1557053480683blob.jpg

   今中さんはチェルノブイリ原発事故後の影響にも詳しく、子供の甲状腺がんに付いても説明がありました。福島での発病は日本の他の地域に比べて30倍であるにもかかわらず、親が心配するから検査を減らそうという傾向にあるが、検査は拡大すべきであると述べました。汚染地域に住む以上被曝は避けられないが、どこまでがまんできるかは各個人によって違ってくる、各自の決断を国と東電は支える責任があると強調しました。  

   電力に付いても表と共に詳しい解説がありました。事故3年後から国は節電と言わなくなった事に気が付き、調べてた所電力は余っている事が判明した、3年間原発は止まっていたが電力に困らなかったし、これから需要は減る傾向にあり、原発を止めるいい機会であると説明しました。原発事故が起きたら住めなくなる地域が出るので、何が大切かを皆で考えましょうと講演を締めくくりました。  1557053557194blob.jpg 1557053643016blob.jpg

   今中さんと食事を共にする交流会も2度あり、福島原発事故、8年後の現状、そして将来に付いて、多くの事実と示唆に富んだお話を伺う事が出来ました。
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category: アクション

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